平成元年4月1日 消費税(3%)スタート!
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
‶高齢化社会への対応〟などの名のもとに「消費税」は平成時代の30年をかけて段階的に税率が上げられました。平成元年に3%、平成9年に5%、平成26年に8%、そして令和元年に現行の10%。では初めて消費税が導入された初日の平成元年(1989年)4月1日はどんな感じだったのでしょうか。長崎市内のデパートは接客用のマニュアルをつくり、1円玉を10数万枚集めるなどして準備に万全を期しましたが、混乱もなくスムーズな滑り出しでした。スーパーは消費税導入前には買いだめも見られました。食堂やレストランは3%きっちり値上げするところもあれば10円単位で値上げするところ、値上げを見送ったところと対応も様々でした。一方、郵便局はハガキが41円、封筒が62円になったため、1円切手や2円切手を買い求める人が続きました。さらに県が設置した消費税物価ダイヤルには便乗値上げではないかという苦情や問い合わせが相次ぎました。