「西彼杵半島縦貫道路」開通~地元住民待望の開拓農道完成!
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
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昭和39年(1964)11月3日
西彼杵半島に大規模な開拓農道が開通しました。昭和39年(1964)11月、この日は長崎市琴海地区(旧西彼・琴海村)でセレモニーが行なわれ、通り初めを行なうなどして道路の開通を祝いました。沿道に集まった人たちの姿を見ると、この農道が、地元住民が長く待ち望んでいた道路だったことがわかります。このころ西彼杵半島は陸の孤島と呼ばれていました。開拓するにも内陸部にはわずかな林道しかなかったからです。そこに長い区間に渡って旧農林省直轄の縦貫道路が開通したのです。半島の南北を尾根伝いに結び、3本に分かれた主要幹線の長さは延べ50キロに及びました。西彼杵半島は道路整備の遅れによって農業の開発から取り残されましたが、この開拓農道が開通したことで半島の振興に弾みがつくことになりました。