緊迫の長崎大学紛争〜飛び交う火炎ビン 警官隊と学生衝突!~【昭和のTVニュース】
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
かつて学生運動の活発化とともに全国各地の大学で紛争が起きましたが、長崎県内の大学も例外ではありませんでした。長崎大学では学生会館の管理運営権をめぐって紛争が勃発、昭和44年(1969年)2月6日には警官隊500人が学内に出動する事態となりました。
警官隊は学生に占拠されていた大学本部の封鎖を解除し、学生会館を占拠していた学生を排除しました。この日の警官隊導入では学生側が火炎ビンや石を投げて抵抗したのに対し、警察側は放水などを繰り返して応酬。学生に逮捕者が出たほか、学生と警察官合わせて30人あまりがケガをしました。
この頃全国では国公立大と私立大合わせておよそ70校で学生によるバリケード封鎖や占拠、ストライキなどの紛争が起きていました。
なお音声はこの日の夜放送されたラジオニュースの録音で、司会は当時NBCの矢ケ部アナウンサー、解説は真鳥記者でした。