伊那谷の「ことの神送り」(1968年)
ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時
1968(昭和43)年の映像です。
飯田市の天竜川左岸(竜東地区)を中心に、2月8日あるいは9日に「事(こと)の神送り」と呼ばれる行事が毎年行われています。
「神送り」は年の初めに集落の災厄を外へ送り出す行事。
笹の竹などを隣の集落との境まで運び、次の集落も同じように隣の集落へと引き継いでいきます。
竹は「送り竹」と呼ばれ、家々の疫病神が乗り移っているとされます。
この竹を集落ごとに引き継ぎ、最後は喬木村まで出たところで捨てるそうです。
江戸時代から受け継がれているとされますが、もっと以前から行われている可能性もあるこの祭り。
動画には子どもたちも映っていますが、最近は少子化もあり、大人だけで行う地区も多いそうです。