川上村のおかたぶち(1966年)
ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時
1966(昭和41)年に川上村で撮影された小正月の行事の映像です。
「おかたぶち」と呼ばれるこの行事は、結婚や出産で新しく家族が増えた家で子どもたちがおんべを振って幸福を祈るものです。
参加するのは小学生で、毎年1月14日に行われます。
子どもたちを迎える家の人たちもお正月らしく着飾っています。
部屋の外には近所の人も大勢見物に訪れていました。
「おかた」とは結婚した女性の敬称だそうで、子どもたちはおんべを振りながら3周歩いてお祓いをするのが習わしです。
終わった後は子どもたちにお膳が振舞われました。
同様の風習は県内や山梨県などにもあるそうです。