仁科神明宮で作り始めの神事(大町・1974年)

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00:00:52 1974

毎年3月15日に大町市の仁科神明宮で行われるのが「作り始めの神事」。
これは1974(昭和49)年の映像です。
神事はその年の豊作をあらかじめ祝う「予祝」行事で、伊勢神宮の祈年祭(としごいのまつり)にならって行われます。
鍬初めから苗代づくり・種播き・鳥追いといった稲作の過程が、田んぼに見立てた神楽殿の中で再現されます。
祭りの主役は田人(たうど)と呼ばれる白装束の男性2人で、地元の氏子の中から選ばれます。
記録では16世紀の半ば(室町時代)に行われたという記録が残っていて、当時の農業の様子を現在に伝える珍しい行事です。
その年の稲の作柄を占う神事も同時に行われます。
こうした行事は仁科神明宮のほか、築北村にも残っていて、ともに伊勢神宮と関係があります。

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