愛煙家の肩身は狭く… 市役所が禁煙に(長野・1988年)

ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時

この動画を今すぐ視聴

ユウガクのプランを購入して
限定コンテンツや動画全編を視聴しよう。

00:00:57

1988(昭和63)年の2月、長野市役所の愛煙家の職員に「激震」が走りました。
庁内の会議で「休憩時間以外は禁煙とする」という申し合わせがあったのです。
市役所では「禁煙パイプ」を口に仕事をする職員が相次ぎ、売店では商品が品薄になりました。
1970年代後半には「嫌煙」という考え方が生まれ、1987年に裁判所が「嫌煙権」を認める判決を出したほか、厚生省も「タバコ白書」で煙の有害性を指摘しました。
長野市役所の禁煙はこうした流れに沿ったものでした。
愛煙家の職員は取材に「タバコは個人の嗜好だと思うが、煙が嫌だと言われれば仕方ない」と話していました。
(それでも「休憩中」と言い訳をしながら一服する職員はいたようです。)
仕事中でもタバコをくゆらせる愛煙家が当たり前だった時代は、こうして徐々に変わっていきました。

おすすめ動画