SDGsの先駆け 太陽光発電の銭湯(上田・1983年)

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00:01:09 1983

1983(昭和58)年のニュースから。
上田市の銭湯「柳乃湯」が太陽光発電を導入しました。
映像を見るとソーラーパネルは屋根だけでは収まらず、地表近くまで伸びています。
パネルの数は実に51枚にもなります。
上田市は晴天率が全国でもトップクラスで、太陽光発電には適した土地。
取材したのは年明けの寒い時期でしたが、お湯の温度は46℃に達し、燃料代は2割ほど削減できました。
とはいえ、これだけパネルを付けても、沸かせるお湯の量は5トンと1日に使うお湯の半分程度だったそうです。
柳乃湯が投じた費用はおよそ1,000万円。
ご主人は「お客さんからそんなにお金をかけて採算が合うのかと心配された」と取材に答えていました。
当時は県も省エネを奨励、太陽光発電を導入する銭湯向けの補助金制度もあったため、ソーラーシステムの導入に踏み切りました。
この頃県内にあった銭湯はおよそ150軒。
銭湯の数も1日当たりのお客さんも10年前の半分に減り、生き残りをかけた決断でもあったようです。
「柳乃湯」は現在も営業されていますが、インターネットで検索したところ、今は太陽光発電ではないようです。

 

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