火の見櫓(やぐら)が進化 消防署に監視カメラ(松本・1973年)

ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時

この動画を今すぐ視聴

ユウガクのプランを購入して
限定コンテンツや動画全編を視聴しよう。

00:00:52 1973

1973(昭和48)年のニュースから。
松本市の丸の内消防署に設置された監視カメラの映像です。
高い塔(火の見櫓、物見櫓、望楼などと呼ばれます)の屋上にさらに支柱を立て、十分な高さを確保したうえで監視カメラを設置しました。
昔は高い建物が少なかったため、人が上り下りできる程度の高さの櫓があれば、かなり遠くまで見渡すことができました。
そうした櫓は火災などが発生した際に、現場到着前でも火の勢いや火事の規模などを把握するのに役立っていました。
しかし街の近代化でビルの建設が相次ぎ、そうした櫓では遠くまで見通すことができなくなっていました。
こうしたことを背景に消防署の通信指令室の改修に合わせる形で監視カメラが設置されたのだそうです。
(市の防火管理協会が寄贈しました。)
カメラを設置したことで、塔に登らなくても24時間・360度の監視が可能になりました。
方向の変更やズームは指令室のデスクで操作でき、火災時の映像はフィルムに録画することもできました。
この監視カメラは20年近く使われましたが、ビルの高層化がさらに進んだため、塔は1992(平成4)年に取り壊され、監視カメラも撤去されました。
この時の動画もサイトにアップされているので、ご覧ください。

おすすめ動画