勇壮に! 伝統の火祭り(野沢温泉村・1959年)

ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時

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00:02:02 1959

毎年、小正月の行事として野沢温泉村で行われる「道祖神祭り」。
1月15日の夜には「野沢の火祭り」とも呼ばれる勇壮な祭りが行われます。
厄年(42歳と25歳)の男性が作り上げた社殿をめぐる攻防が最大の見どころで、国の重要無形民族文化財に指定されています。
映像が撮影されたのは1959(昭和34)年。
SBCの映像としては最も古いものです。
映像は民家から始まります。
子どもたちがまゆ玉飾りを作っています。
完成した飾りの前には木製の男女の像も。
15日の夜、村の男性たちは火打石で起こした火をつけた麻殻(おがら)の束を持って男たちは火祭りの会場へ向かいます。
毎年厄年の男性とそれ以外の男性が社殿をめぐって対峙するのが慣わしで、火がついた麻殻でたたき合いが続きます。
そのうちに社殿に火が入り、時間が経つと綱が焼き切れて櫓が音を立てて崩れます。
子どもが生まれた家が奉納した灯ろうもこの日で燃やされ、健やかな成長をみんなで祈ります。
訪れた人たちは夜空を焦がす真っ赤な炎を見上げ、勇壮な祭りを堪能していました。
このお祭りは今も昔のままに受け継がれています。

 

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