小学生が「まゆ玉」作り(小布施町・1987年)

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00:01:07 1987

1987(昭和62)年のニュースから。
割烹着にマスク姿なのは小布施町の栗ヶ丘小学校3年3組の子どもたち。
このクラスでは当時あった「ゆとりの時間」を利用して「郷土に伝わるおやつ」の学習をしていました。
この日取り組んだのは「まゆ玉作り」。
米粉を練って小さなお団子にしていきます。
かぼちゃを入れたので、黄色です。
教室には本物の木の一部が持ち込まれ、子どもたちはまゆ玉を枝に刺していきます。
小布施町でも毎年1月中旬に「どんど焼き」が行われますが、火に枝ごとかざして焼いたまゆ玉を食べるのが子どもたちも楽しみの1つです。
(最近は「焼きマシュマロ」の方が人気かもしれません。)
ちなみにまゆ玉には「今年も農作物が豊作でありますように」という願いが込められているとも言われます。
枝に刺すのは田植え、まゆ玉が垂れ下がっている様子は実った稲穂に見立てているんだそうです。
年明けにこうしたものを作ることで、秋の豊作の様子を事前に実演する(予祝)意味があるということです。
昔の人の切なる願いが伝わってきますね。

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