かつては観光名所! 里山にあったスキー場(長野・1962年)

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00:01:07 1962

「長野市街地から一番近かったスキー場は?」と聞かれると多くの人が「飯綱スキー場」と答えますが、実はそうではありません。
1962(昭和37)年にオープンした「地附山(じづきやま)スキー場」が正解です。
市街地のすぐ北にある地附山は市民の手軽な観光地として善光寺ロープウェイが整備されました。
終点が動画にも看板が映っている「山頂駅」。
付近には動物園や釣り堀などが整備され、冬は切り開かれた斜面がスキー場になりました。
ゲレンデは2つ、第1スキー場が中級者向け、第2が初級者向けだったそうです。
山頂駅までの所要時間はわずか8分。
アクセスの良さが好評で、休日の来場者は1,000人を超えたと記録に残っています。
しかし1965(昭和40)年に飯綱スキー場が開設されるとリフトなどが整備された本格的なスキー場に人気が移っていきます。
(地附山スキー場にリフトはなく、ロープをつかんで斜面を上がる方式でした。)
結局、地附山スキー場は1970(昭和45)年に営業を停止、運営会社も翌年になくなりました。

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