農協で年を越す人たち そのワケは(長野・1967年)
ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時
1967(昭和42)年のニュースから。
取材は1966年の大みそかの夜に始まりました。
場所は長野市柳原にある農協。
組合員が次々と建物の中に入っていきます。
午前0時になると途端に混雑する窓口。
これは農協が行った「元旦貯金」を取材した映像です。
「農協では共済連の資金力強化のため貯蓄を勧める運動を呼びかけているが、1年の計は元旦にあるとして元旦貯金を全国一斉に行った。
長野市の柳原農協でも農協の2階に組合員を集めて趣旨を説明、午前0時を期して貯蓄を受け付けた。
貯蓄をした組合員には額に応じてダルマや熊手のプレゼントがあった」という原稿が残っています。
しかし、全国の農協でこうした光景が見られたとは…。
半世紀以上前のちょっと驚くようなニュース。
今ならこんなに人が詰めかけることはないでしょうし、そもそもJAの人も「職場で年越し」なんて嫌がるでしょうね。