恒例の初売り 早朝から行列(飯田・1980年)
ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時
1980(昭和55)年のニュースから。
飯田市中心部、通称「丘の上」の初売りは毎年1月2日。
早朝に開店するのが慣わしです。
(2日の初売りは江戸時代に始まったと言われています。)
取材にお邪魔した店は朝6時の開店ですが、中には5時に開店する店もあります。
南信州も冷え込みが厳しい時期。
焚火で暖を取る人もいました。
それでも行列を作る理由は「割引券」。
これも飯田の初売りの伝統です。
お目当ての店で割引券と福袋を手に入れ、買い物客は満足そうに家路についていました。
ちなみに1月2日は「事始め」と言われ、その年初めてのことをするのに良い日とされます。
「元日はゆっくり過ごし、2日から行動を起こすのが良い」という説があるそうです。
(書き初めも2日が良いとされています。)
飯田の初売りもこんなところに由来があるのかもしれません。