年末年始も仕事です…(1960年)
ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時
1960(昭和35)年のニュースから。
この頃、SBCが年末のニュースで毎年扱っていたいわゆる「鉄板ネタ」がありました。
それは「働いて年を越す人たち」。
暮れも正月も休めない人を取り上げたニュースです。
この年のラインナップは、善光寺、郵便局、電話交換、国鉄、スキー場の民宿、警察官というものでした。
この中で現在は消えてしまったのが電話交換業務。
当時は電話をかけた人と電話を受ける人の回線を手動で接続する必要がありました。
それを担っていたのが電話交換手です。
当時の電話は受話器を上げると電話交換手につながり、交換手に話したい相手を伝えてつないでもらっていました。
昭和40年代後半以降は自動交換機が普及、交換手は徐々に少なくなっていきました。
この映像が撮影されてから60年以上が経ちましたが、電話交換手以外は今でも同じように大勢の人が休んでいる間もっ私たちの生活を支えてくれている職業です。
もっともスキー場の民宿はこの時代ほどの混雑はないかもしれませんね。