現在はホテルが所有 旧県庁の取り壊し(長野・1964年)
ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時
1964(昭和39)年のニュースから。
映っているのはかつての県庁です。
1913(大正2)年に2代目の県庁舎として建設されました。
それまで県の庁舎は別の場所にありましたが、建物が火事で焼けてしまい、現在県庁がある場所に新築されました。
木造2階建てで外壁は白の漆喰、西洋風の建物です。
半世紀にわたって使われてきましたが、老朽化もあって建て替えられることになり、この年の12月25日から解体作業が始まりました。
作業員がドライバーを使ってねじを緩め、ドアを壁から外す作業が映っています。
庁舎のうち南側にあった正面部分は飯綱高原に移築され、県の企業局がホテルとして再利用しました。
その後は自治研修所としても使われましたが、今は市内のホテル業者が所有しています。
県庁は旧庁舎が解体された後、1967(昭和42)年に10階建ての庁舎を新築、耐震補強工事を経て現在も使われています。
(現在の県庁が完成した時のニュースもサイトにアップ済みです。「県庁」で検索してご覧ください。)