バブルの残り香も… クリスマスイブ(長野・1991年)
ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時
1991(平成3)年のクリスマスイブに放送されたニュースから。
正確にはバブル景気はこの年の初めに「崩壊」していますが、まだその名残がありました。
当時のクリスマスは今では想像できないほどの大騒ぎ。
男性はレストランやシティホテルを予約、宝飾品などのプレゼントも事前に準備して当日に臨みました。
東京ほど過熱してはいませんでしたが、長野県でもこうした傾向はあり、JR長野駅前のホテルのレストランも予約で満席に。
担当者は取材に「今夜のお客さんはほとんど若いカップル。サービスも調理もてんてこ舞い」と答えていました。
長野東郵便局はサンタの扮装をした職員が配達へ。
ケーキ屋さんはもちろん1年で一番忙しい日になりました。
こうした世間にカトリック教会の神父は「お店の人には申し訳ないが、いただけない」と苦言を呈していました。
とはいえクリスマスは日本でもすっかり定着。
長野駅前の商業ビルのツリーは今も健在です。