縁起物を購入 師走の縄手通り(松本・1959年)
ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時
1959(昭和34)年の暮れに撮影された松本市の縄手通りの様子です。
冒頭のカットは中の橋。
画面の右上には有名なそば屋さんの建物が見えます。
(明治初期創業の店は休業してしまいましたが、建物は今も残っています。)
年末の縄手通りには今も昔も正月の縁起物を売る露店が並びます。
しめ飾りや南天を訪れた人たちが選んで買っていきます。
中にはフェルトの帽子をかぶった着物姿の男性も。
自転車でリヤカーを引っ張る男性や、店の屋根に付けられた裸電球も映っています。
昭和30年代らしい光景です。
正月飾りは今ではかなり簡素化されましたが、この頃はいくつも買っていく人が目立ちます。
並んだ店の数も今よりかなり多い印象です。
こうした光景はいつの頃からか「暮れの市」と呼ばれるようになり、今は25日から30日まで開かれています。