助け合いで年越しを 年末恒例の社会鍋(長野・1962年)
ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時
1962(昭和37)年に長野市街地で撮影された映像です。
場所は新田町交差点。
歩道にはふたをした鍋が置かれ、歩いている人たちは真ん中に開いた小さい長方形の穴にお金を入れていきます。
鍋には「歳末たすけあい運動 愛のなべ」と書かれた紙が貼られています。
これは「社会鍋」と呼ばれる活動。
キリスト教系の救世軍が年末に行う街頭募金です。
生活が苦しい人たちが明るい新年を迎えられるようにと行われる活動で、世界中で行われています。
日本でも20世紀に入ってから実施されるようになりました。
この時代は募金は街頭で行われるのが一般的でした。
今はネット経由など様々な方法があることや、道路の使用許可が必要なことなどから、街頭での募金活動は以前ほどは見られなくなりました。