六九商店街で古本市(松本・1988年)
ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時
1988(昭和63)年の10月末、松本市の六九商店街で古書展が開かれました。
この10年近く前に井上百貨店が松本駅近くに移転、この頃の商店街は空き店舗が目立っていました。
(まだアーケードはありました。)
少しでもにぎわいを取り戻そうと始まった古書展はこの頃にはすっかり秋の恒例行事となり、この年も商店街には古本が詰まったワゴンや本棚が並びました。
映像を見ると空き店舗のスペースも売り場に使われていたようです。
この年は3万冊の書物が並べられ、訪れた人はお目当ての本を探していました。
値段は一般の書店の3分の1程度とお値打ちですが、限定本や希少本には定価より高い値が付けられていました。
(映像にも10万円の値札が映っています。)
結局、六九商店街はアーケードも取り壊され大型マンションが建ちましたが、最近になって古本市が復活しています。
出店者が一箱ずつの古本を持ち寄る形式で、楽しみにしている人も多いということです。