葛飾北斎の「祭り屋台」を保存へ(小布施町・1976年)
ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時
1976(昭和51)年のニュースから。
小布施町で住民が屋台の組み立てをしています。
この屋台は「東町祭屋台(ひがしまちまつりやたい)」。
屋台そのものは江戸時代後期の1806(文化3)年に作られたとされ、町内に残る7基の屋台のうち最も古いものです。
およそ40年後、小布施に滞在していた絵師・葛飾北斎が天井絵を描きます。
北斎が描いたのは燃えるような紅の地の龍、反対に暗い藍が特徴的な鳳凰の2枚。
当時、北斎はなんと85歳でした。
原稿が残っていないため詳しいことはわかりませんが、おそらく保管場所を移す前に組み立てた時の映像ではないかと思われます。
組み立てが完成した後は全員で記念写真を撮りました。
現在この屋台は町内の北斎館で保存、展示されています。