「開かずの踏切」を解消(松本・1986年)
ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時
1986(昭和61)年のニュースから。
原稿には「開かずの踏切としてドライバ-の悪評高かった国鉄南松本駅北側の踏切の立体交差化が完成。松本市と国鉄が11億円をかけ、2年前から建設。篠ノ井線下を210mにわたりくぐり抜けるやまびこ地下道」とあります。
住宅や大型店がある南松本駅周辺は松本の中でも交通渋滞が激しい場所ですが、この場所にあった踏切は特急や貨物列車が頻繁に通るため遮断機が下りている時間が長く、渋滞が慢性化していました。
その解消策として完成したのがいわゆる「アンダーパス」の道路。
線路の下を車がくぐることで列車と車がそれぞれ影響を受けずに通行できるようになり、待ち時間が長かった踏切も撤去されました。
映像には道路の上を走る特急あずさも映っています。
南松本駅には南側にも大きな踏切(宮田前踏切)がありますが、こちらは2024(令和6)年の秋からおよそ10年をかけて立体交差化される予定です。