諏訪湖でスケート(1968年)
ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時
全面結氷した諏訪湖を滑る男女。
1968(昭和43)年に撮影されました。
今では見られない光景ですが、地元の人によれば昔は当たり前だったようです。
もともと諏訪湖では明治時代から湖上で滑っていたそうで、明治末期には競技大会も開かれています。
下駄の底に鉄製の刃をつけたスケート靴を作ったのも下諏訪町の職人でした。
その後も諏訪地方ではスケートが盛んに行われ、全国的にも有名になりました。
SBCには小学校のスケート教室が諏訪湖で行われたという映像も残っていて、湖上でのスケートは冬の大きな楽しみだったようです。
冬の寒さが今より厳しく、氷も厚かったのでしょうね。
しかし地球温暖化で全面結氷が続かない年も増えてきて、1984(昭和59)年以降、湖上にスケートリンクは作られなくなりました。