如是姫 供養(1961年)
ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時
1961(昭和36)年の映像です。
大本願の大宮智栄上人や着飾った稚児行列が通りを進みます。
向かった先は国鉄の長野駅前。
そこに女性の銅像が立っています。
これが「如是姫像」。
言い伝えによれば、如是姫は富豪の娘でしたが、流行り病にかかってしまいます。
困り果てた父親が仏様にすがったところ、阿弥陀如来が現れ、娘の病気を治してくれたそうです。
阿弥陀如来は善光寺の御本尊。
こうした伝承から如是姫像は駅に背を向け、善光寺の方角を向いて立っています。
この日は法要が営まれ、如是姫を供養しました。
新幹線の開業に伴い長野駅は新しくなりましたが、如是姫像は今も駅前広場にあります。
ちなみに如是姫像は太平洋戦争中に金属不足を補うために供出されていて、今の像は戦後に再建されたものです。