渡し舟で行くスキー場(1967年)
ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時
1967(昭和42)年のニュースから。
国鉄飯山線の桑名川駅に降り立った人たち。
スキーを持った人もいます。
しばらく歩くと千曲川、そこで舟に乗り込みます。
向かうのは対岸の野沢温泉村(七ヶ巻)にある「七巻スキー場」。
「舟で行くスキー場」はかなり珍しいですね。
当時この周辺には橋がなく、住民も渡し舟を日常的に使っていました。
舟は地元の人が交代で動かしていたそうです。
この日は開業日だったようで、ゲレンデでは記念のセレモニーも行われました。
スキーヤーは今と違って毛糸の帽子やセーターを身につけて滑っています。
ゲレンデには長さ500mほどのリフトがあったようです。
七巻スキー場は1982(昭和57)年に廃止されました。
15年という短い営業でした。
近くに橋が架けられたこともあり、七巻の渡し舟もその翌年に役割を終えました。