県庁が完成(1967年)
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今も使われている県庁の建物が完成したのは1967(昭和42)年。
西沢権一郎知事も出席して完成を祝いました。
長野市のこの場所には1913(大正2)年から県庁がありましたが、手狭になったため全面的に建て替えられました。
目を引いたのは正面玄関の自動ドア。
まだ自動ドアは珍しい時代で、今のように横にスライドする「引き戸」タイプではなく、いわゆる「開き戸」タイプです。
欧米ではこのタイプが使われていたため、日本でもこの時代は「開き戸型」が多く採用されたそうです。
内部はまだ空き室が多い中、知事室には既に机やソファなどが運び込まれています。
新庁舎は10階建てで、屋上からは長野市街地が一望できました。
映像を見ると同じような高さの建物はほとんどなく、遠くの山並みまできれいに見渡すことができました。
完成から半世紀以上が経ちましたが、耐震補強を経て県庁はまだ現役です。