武水分神社の「大頭祭」(1958年)

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千曲市の武水分(たけみずわけ)神社では、毎年12月半ばに「大頭祭」が行われます。
映像は1958(昭和33)年に撮影されたもので、当時は八幡村の時代でした。
1年の五穀豊穣に感謝するお祭りで、記憶として残っているだけで430年以上続いています。
大勢の参拝者でにぎわう境内、茶屋で出される「うづらもち」は昔からの名物です。
祭りは5日間にわたって行われ、毎日「頭人」をはじめとする氏子の一行がお供え物を神社に奉納します。
もっとも古い祭りの記録は1592(文禄元)年のもので、2023(令和5)年時点で少なくとも430年以上続いていることがわかっています。
神社に向かう一行は「お練り」と呼ばれ、斎ノ森神社から武水別神社まで太鼓を打ち鳴らしながら歩きます。
宝船や武者行列、お囃子などでにぎやかです。
途中では集まった人たちに供物を振舞う「御供(ごく)まき」も行われ、宝船のまわりには大勢の人が集まっています。
今はみかんや日用品がまかれるそうですが、映像が撮影された当時は何がまかれたのでしょうか。
大頭祭は国の選択無形民俗文化財。
暮れていく年への感謝と新しい年への期待。今も祭りは地元の人たちによってしっかりと受け継がれています。

 

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