犀川で観光舟下り（1965年）
ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時
1965（昭和40）年のニュースから。
SBCに保存されているテープには「犀川で舟下り」と書かれています（原稿は残っていません）。
舟下りと言えば県内では天竜川が知られていますが、資料を調べると犀川でも舟下りが行われていました。
航路は明科町（当時）の木戸から生坂村の山清路まで。
かつて山清路の周辺は珍しい形状の岩がたくさんあり、有名な景勝地でした。
この舟下りは「山清路下り」とも呼ばれ、大正時代に盛んになったそうです。
映像では船頭さんが客を乗せた舟を操り、川に網を打って魚を獲っています。
魚はその場で七輪を使って焼き魚に。
客が舌鼓を打っています。
1957（昭和32）年、山清路の下流に平ダムが完成し舟から見える景色も大きく変わったため、舟下りはその後営業をやめました。
