松本の千歳橋(1964年)

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千歳橋(せんさいばし)は松本城に向かう際に女鳥羽川を渡るために架けられた橋です。
もともとは大手橋という名前の木製の橋で、江戸時代は町人の通行は許されませんでした。
お城と橋の間には松本藩でも高禄の武士が住んでいたということです。
明治時代になると町人も通行できるようになり、さらに石橋に架け替えられました。
その際に長く使われるようにという願いも込めて「千歳橋」と改名しています。
映像は1964(昭和39)年に現在も使われている橋が完成した時の様子です。
記念碑の序幕や神事の後、関係者が神妙な面持ちで渡り初めをしています。
橋を渡って松本城方面に向かうと道が微妙に右にずれ、橋からは今も松本城が見えません。
これは戦の際に簡単にお城に侵入されないための防御の名残です。

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