送り盆 更埴市で百八灯(1989年)

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00:01:11 1989

1989(平成元)年の8月16日、更埴市(当時)の大池地区で300年以上の歴史を持つ「百八灯」(ひゃくはっと)が行われました。
百八灯は送り盆の行事。
峠に向かう昔の道沿いに、2メートル間隔で稲わらで作った塔を置いていきます。
その数は除夜の鐘と同じ108個。
人の煩悩の数ですね。
あたりがすっかり暗くなると、松明で1つ1つの塔に火がつけられます。
送り火は山道を浮かび上がらせるように風に揺れます。
大池地区は真田信之の妻・小松姫ゆかりの土地で、百八灯は急逝した姫の霊を弔うために始まったと伝えられています。
1つだけ大きな塔があり、点火されると炎が夜空に高く上がります。
行事はずっと地区の子どもたちによって受け継がれています。

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