登山者が訪れる意外な場所(松本・1984年)
ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時
1984(昭和59)年のニュースから。
松本駅に近い公衆浴場に入っていくのは北アルプス帰りの登山者。
風呂に入れない山での汗を洗い流そうとやってきました。
駅に近い公衆浴場が減ったこともあり、この店は営業開始直後から大混雑。
番台にシャンプーや石鹼を預けている大学の山岳部もありました。
近くのコインランドリーも登山中に着ていた服を洗濯する若者で一杯です。
そして夜の松本駅にも登山者が。
構内の床の上で仮眠をとり朝を待ちます。
ホテル代の節約が理由ですが、冷房がない中での真夏の一夜はそれなりに大変そうです。
中には女性の登山者もいて、取材に対して「(都会ではなく)松本だから安心して寝られる」と話していました。
(今なら駅員に退去を求められるでしょうね。)
40年前の夏の松本。
今では見られなくなった光景です。