ぼんぼんと青山様(松本・1983年)
ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時
1983(昭和58)年のニュースから。
「ぼんぼん とても今日明日ばかり 明後日はお嫁のしおれ草」。
浴衣を着た女の子たちが歌いながら歩いています。
松本には男女それぞれに子どもたちの夏の行事があります。
女子はこの「ぼんぼん」です。
(市街地で行われる「松本ぼんぼん」とは別の行事です。)
祖先の霊を鎮めるお祭りと言われています。
これに対して「青山様」は男の子の行事。
青い法被を着て「青山様だ わっしょい こらしょ」と大きな声を出しながら練り歩きます。
お神輿に飾られた杉の葉が青い山のようなので、「青山様」と呼ばれるようになったとも言われます。
家の人は訪ねてきた子どもたちにお賽銭をあげるのが習わしです。
2つの行事は地元の人たちの努力で今も子どもたちに受け継がれています。