松本の七夕人形(1958年)
ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時
小さい子どもを抱いた男性が品定めをしているのは七夕の人形。
孫へのプレゼントでしょうか。
1958(昭和33)年に松本市で撮影された映像です。
松本では8月7日の月遅れの七夕に軒先に木製の七夕人形を吊るす習慣があります。
詳しいことはわかりませんが江戸時代から続いているそうです。
人形は平らな板に顔が描かれていて、衣装を着ているものも、着ていないものもああります(この場合は吊るす際に子どもの服をかけます)。
吊るした人形が風に揺れることで厄が落ち、子どもの健やかな成長につながるとされています。
買いに来たおじいちゃんも孫が気に入った人形を購入、店員さんに包んでもらいます。
ちなみに松本では七夕の日に小豆のあんこをまぶした「ほうとう」を食べる習慣もあります。