上高地に「マイカー規制」導入(1975年)
ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時
観光客でにぎわう上高地の河童橋。
1975(昭和50)年の7月26日、上高地にマイカー規制が導入されました。
規制が始まるまでの数年間、上高地は車の増加に悩まされていました。
マイカーの普及とともに上高地では渋滞が慢性化、駐車場に入れない車による路上駐車が増えたほか、排気ガスの影響も懸念されました。
この日から導入されたのは中の湯から先はマイカーでは入れないという規制で、自然保護を目的とした交通規制は上高地が日本で初めてでした。
当時の原稿には「行楽客は排気ガスの少ない上高地を満喫」と書かれています。
マイカー規制は当初は真夏の1か月程度でしたが、その後は通年に拡大されたほか、観光バスの規制も部分的に導入されました。