登山者を支える北アルプスの診療所(1968年)

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00:01:03 1968

1968(昭和43)年7月、北アルプスの涸沢で診療所の開設準備が始まりました。
涸沢診療所は毎年夏山シーズンに開設され、東京大学医学部「鉄門山岳部」のOBやOG、学生たちが交代で常駐、診療にあたります。
最初に開設されたのは1960(昭和35)年。
1950年代に起きた遭難事故がきっかけになり、山小屋「涸沢ヒュッテ」の協力で診療所が設けられました。
この年は開設9年目、診療所に到着したスタッフが看板を掲げ、医薬品を配置しています。
初診料は100円でした。
診療所は新型コロナの影響で2年間開設を見送りましたが、それ以外は毎年開かれ、登山者の拠り所になっています。
登山の際のけがや高山病(涸沢は標高2,300メートル)などで毎年100人ほどが受診するそうです。

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