野尻湖 真夏のにぎわい(1961年)
ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時
1961(昭和36)年の夏の野尻湖です。
風の影響で波が高い湖面にボートが浮かんでいます。
モーターボートに乗った外国人も。
野尻湖は大正時代にカナダ人の宣教師が避暑地として見い出し、その後「日本三大外国人避暑地」とも言われました。
「軽井沢と比べて静か」と評価され、好んで訪れる外国人も増えました。
動画にも水上スキーや水遊びを楽しむ外国人家族が映っています。
野尻湖はこの頃日本人にも人気の観光地となり、特に夏はにぎわいを見せました。
日本人観光客の増加に当惑した外国人もいたそうで、当時の原稿には「外国人の避暑地として知られた野尻湖はレジャーの大衆化とともに様変わりをしている。訪れる人の大半は婦人と若者。流行の水上スキーに興じる若者を眺めながらおにぎり持参で高原の空気を満喫する婦人などに占領されている」と記されています。
「国際村」がある湖の南西部では、今も外国人避暑客の姿を見ることができます。