長野市街地の通学路で児童を見守る(1961年)
ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時
1961(昭和36)年に長野市で撮影された映像です。
場所は中心部の鍋屋田小学校前。
子どもたちは校門のすぐ前の昭和通りを渡って登下校をしていました。
当時、長野市内にはまだ信号機は少なく、この場所も信号は見当たりません。
男性が持ったコーンには「徐行 学童横断中 20㎞/h」と書かれた「標識」が付いています。
男性は道路の中央に立つと身振り手振りで交通整理を始めました。
走ってきた車や自転車を停めて子どもたちを横断させます。
SBCの記録によれば、男性は近所に住んでいて、毎朝こうしてボランティアで子どもたちを見守っていたようです。
車の数は今より少ないものの、バイクや自転車は多かった当時の長野市街地。
男性が見守る中、子どもたちは元気に登校していきました。