登山者で混雑する松本駅前のバス乗り場(1961年)
ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時
1961(昭和36)年の松本市です。
映っているのは国鉄松本駅前にあった松本電鉄(現在のアルピコ交通)のバス乗り場。
大勢の乗客でにぎわいを見せています。
当時の原稿には「全国各地からやってきた北アルプスを目指す登山者が早朝から列をなしている。
定期バスだけではこれらの客をさばききれないため、松本電鉄では増発バスを用意した。
他の路線バスや観光バスも動員してのフル回転となっている」と書かれています。
大きなリュックを抱えた登山者の中には、荷物が重くて1人では立ち上がれない人も。
仲間に手伝ってもらっています。
当時のバスはエンジンが運転席より前にある「ボンネットバス」でした。
懐かしいと思われる方も多いかもしれません。
満員の乗客を乗せたバスは次々に上高地へと出発していきます。
それでも乗り場では大勢の人がバスを待っていました。