長野電鉄が旧型車両を保存(1989年)

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00:01:31 1989

1989(平成元)年のニュースから。
長野電鉄で長年使われた木造電車が保存されることになりました。
この車両は「モハ604」というタイプで、大正末期から昭和初期にかけて長野電鉄に引き渡されました。
撮影された車両は1927(昭和2)年の製造です。
運転席のすぐ後ろが荷物専用のスペースになっています。
1980(昭和55)年まで現役でしたが、長野電鉄の一部地下化を前に引退しました(木造の車両は地下では使えないため)。
その後は上田交通に譲渡され、さらに6年間現役で活躍しました。
引退後は長野電鉄に戻り、戦前に製造された貴重な車体ということもあって、撮影当時は小布施駅で保存されていました。
この頃は現役だった2000系特急が通過する様子も映っています。
この車両は2014(平成26)年、松川村にある安曇野ちひろ美術館の公園に移されます。
今は同時期に製造された別の車両とともに公園内に整備された「トットちゃん広場」で公開されています。

 

 

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