さよなら遠山森林鉄道(1968年)

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00:00:58 1968

1968(昭和43)年の暮れに南信濃村(当時)で撮影された映像です。
橋を渡るのは遠山森林鉄道の最終列車。
遠山森林鉄道は戦時中の1940(昭和15)年、国有林から軍用の木材を運び出す目的で着工され、敗戦の前年の1944(昭和19)年に開通しました。
戦後は南アルプスの木材の搬出に活躍、住民や登山者の足としても利用されました。
ピーク時には機関車7両、貨車240両余りが稼働していたそうです。
しかし、鉄路の沿線の木材の多くが切り出されたため、営林署による運行はこの日を最後に終了しました。
駅に最終列車が到着すると、営林署の職員や住民がバンザイをして出迎えます。
関係者は列車と木材をバックに写真を撮り、鉄道の記憶に留めていました。
一部の路線はこのあとも民間によって利用されましたが、1973(昭和48)年には線路が撤去され、歴史に幕を閉じました。

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