県立長野高校の「神聖なるピアノ」(1989年)

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00:01:01 1989

1989(平成元)年の春、長野市の県立長野高校で1台のピアノの演奏会が開かれました。
前身の長野中学が発足した1899(明治32)年に初代の校長が「ピアノの購入」を提唱、その冬はストーブを焚かないことで薪代を節約して購入したというエピソードが伝えられています。
こうした経緯から「神聖なるピアノ」と呼ばれましたが、戦後は音楽室の片隅に放置されていました。
そんなピアノは学校創立90年を記念して修理され、この日、演奏会が開かれたのです。
フランスの宣教師から購入したというピアノは19世紀の作でフランス・プレイエル社製のもの。
プレイエル社のピアノはあのショパンも愛用したんだそうです。
生徒たちは約1世紀の歴史を持つピアノの音色に聞き入っていました。
このピアノは今も校長室で保管されています。

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