男子も家庭科を履修(坂城高校・1986年)
ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時
1986(昭和61)年のニュースから。
この日は坂城高校で家庭科の授業を取材しました。
国連が採択した女子差別撤廃条約を日本が批准し、近い将来男子生徒も家庭科の授業を受ける見通しになったのを受けた取材でした。
実は坂城高校では9年前の1977(昭和52)年から男子も家庭科の授業を受けていました。
当時、長野県は京都府と並んで他の都道府県に先駆ける形で「男女共修」に取り組んでいたそうです。
この日の主菜はハンバーグ。
みじん切りの玉ねぎがかなり大きい生徒もいましたが、時々ノートを見て手順を確認しながら協力して料理を完成させていました。
高校で「家庭科の男女必修」が導入されたのは8年後の1994(平成6)年。
「男は仕事、女は家庭」という考え方が非常に根強かったことが、実現へのハードルになりました。