松本・美ヶ原分校の雪祭り（1986年）
ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時
1986（昭和61）年の冬、松本市の三城地区にある山辺小学校美ヶ原分校で「三城雪祭り」が開かれました。
「雪祭り」は分校の児童会が地元の人を招いて毎年行っていました。
標高1,400メートルにある校庭は雪で覆われています。
この年の分校の児童は8人。
子どもたちは大人と一緒におしくらまんじゅうやそり競争をして楽しんでいます。
児童が自分たちで作った紙の獅子をかぶって舞う様子を、地域の人たちはにこやかに見守っていました。
三城は戦後、外地からの引き揚げ者によって開拓され、分校が建設された時は木を伐採するなどして協力しました。
そんな分校もこの取材の後は通う子どもがいなくなって何度か休校し、2004（平成16）年を最後に再開されていません。
