長野文化高校で美容教室(1965年)
ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時
1965(昭和40)年の2月に撮影された映像です。
長野市の長野文化高校で3年生を対象に「美容口座」が開かれました。
「就職を控えた3年生は社会人としてのマナーを学ぶのも大切」という高校の方針で、授業の一環として行われました。
講師を務めたのは化粧品会社の社員。
生徒たちは髪のまとめ方や化粧の仕方、まつ毛の手入れなどを真剣な表情で聞いています。
教室の後ろには立ち見の生徒もいて、映像からも熱気が感じられます。
この当時は化粧品メーカーも少なく、売り場もデパートが主だったため、高校生が化粧品に触れる機会は限られていました。
そのため卒業式を前に、こうした講座を行う学校が多かったようです。
しかし今はインターネットの動画サイトなどでメイクの方法を検索できることもあって、学校でのこうした講習会はなくなりました。