丸太舟で投網漁(諏訪湖・1959年)
ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時
諏訪湖を進む漁船。
1959(昭和34)年に撮影されました。
よく見ると漁船はちょっと変わった形をしています。
丸太舟(丸木舟)と呼ばれるこうした漁船はカラマツの大木を繰り抜いて造る「くり舟」の一種で、諏訪湖独特のものです。
波に強く悪天候でも漁ができたため、漁師が好んで使いました。
映っているのはワカサギの投網漁。
舟の上の漁師が網を湖に投げ入れます。
風が強いようにも見えますが、舟は安定しています。
そんな丸太舟ですが、材料となる良質なカラマツの入手が難しくなったり、舟大工が高齢化したりして、姿を消していきました。