夏に向けて麦わら帽子作り(1961年)
ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時
1961(昭和36)年のニュース映像です。
麦わら帽子の工場の様子が映っています。
記録がないので場所はわかりません。
職人さんが麦の茎を天日干しした麦稈(ばっかん)=麦わらを専用のミシンを使って円状に重ねていきます。
定規で大きさを測る様子も映っていますが、手作業なので技術がないと美しい形にならないそうです。
プレスで形を整え、紐やリボンで飾り付けると麦わら帽子の完成です。
SBCには1960年代から80年代に取材した麦わら帽子作りの映像が残っています。
ちなみに麦わら帽子の材料となる麦わらをひも状に組んだもののことを「麦稈真田」と言います。
関ヶ原の戦いの後、紀州に流された真田昌幸が内職で「真田紐」を作っていたことから、麦わらを編んだものをそう呼ぶようになったとされています。
信州と麦わら帽子は意外なところでつながっているんですね。