神聖な儀式 御杣始祭(みそまはじめさい)(1985年)

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00:01:27 1985

1985(昭和60)年のニュース映像です。
上松町の国有林で御神木を切り出す御杣始祭(みそまはじめさい)が古式ゆかしく行われました。
この行事は伊勢神宮の正殿を20年に一度建て直す「式年遷宮」に向けたもの。
式年遷宮は1300年以上続く伊勢神宮で最も重要とされる行事。
木曽では江戸時代から式年遷宮の御用材を送り出していて、遷宮の8年前に御杣始祭が行われます。
建て替えには1万本の檜の木が使われすべて手作業なため、それだけの長い時間が必要になるのだそうです。
この日切り出されたのは樹齢300年の木曽檜。
神事の後、営林署の職員が斧を振るうと、大木は勢いよく地面に倒れました。
切り方も幹の3方向から斧を入れて倒す「三ツ紐伐り」という伝統的な手法が用いられます。
森林鉄道で駅まで運ばれた御神木は伊勢神宮の内宮(ないくう)と外宮(げくう)にそれぞれ1本ずつ送られ、御神体を納める器「御樋代(みひしろ)」の御用材として使われました。

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