木曽森林鉄道 運行終える(1975年)

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00:01:39 1975

1975(昭和50)年のニュースから。
日本最後の森林鉄道「木曽森林鉄道」が60年の歴史に幕を下ろしました。
運行最終日のこの日、飾り付けられた車輛を沿道で大勢の人が見送りました。
1917(大正6)年の開通と同時に導入されたSLボールドウィンも15ぶりに鉄路を走り、ファンを喜ばせていました。
林業が盛んだった木曽では各地に木材の運搬を担った森林鉄道(林鉄)がありました。
最盛期には路線が400キロに達していたそうです。
鉄道は木材の運搬だけでなく、住民の移動や通学などでも使われました。
しかし、林業は外材の輸入もあって徐々に衰退、輸送もトラックが主役となり、林鉄は姿を消しました。
その後1987(昭和62)年に赤沢自然休養林に林鉄が復活、往復2.2キロの乗車体験は人気の観光スポットになっています。

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