農繁期の食事は助け合い(1968年)
ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時
1968(昭和43)年のニュース映像です。
建物の玄関に架けられた看板に「育良」という文字が見えるので、飯田市で撮影された映像かもしれません。
看板の下の文字はかすれて読めませんが、共同の炊事場のようです。
女性がコロッケを揚げています。
壁に貼られている紙には毎食ごとの数が記されています。
この時期は田植えで農家は大忙し。
そこで当番を決め、集落ごとに食事(昼食と夕食)を作って配ることにしたのです。
それぞれの農家は汁物を入れるための鍋を持参して炊事場にやってきます。
主菜と副菜、それに汁物を持ち帰り、家で食事を済ませるというわけです。
今でも県外の米どころではこうした共同炊事を行っている地区もあるそうです。