千曲川 七ヶ巻の渡し舟(1976年)
ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時
1976 (昭和51)年に撮影された映像です。
新潟県境に近い千曲川。
吊り下げられた一斗缶を叩くと、対岸から舟がやってきます。
撮影場所は飯山市の桑名川駅近く。
対岸の野沢温泉村七ヶ巻(なながまき)を結ぶ渡し舟がありました。
七ヶ巻地区で暮らす人たちにとって、通勤や通学などに欠かせない交通手段でした。
運行するのは午前6時半から午後8時半まで。
七ヶ巻の住民が交替で船頭を務めたそうです。
取材した翌年(1977)、上流に市川橋が架けられましたが、桑名川駅に行くには遠回りだったこともあり、渡し舟は引き続き住民に利用されました。
しかし、1983(昭和58)年の台風被害で舟が流されたため、七ヶ巻の渡し舟は廃止されました。
映像にあるA字型の鉄塔は今も七ヶ巻の千曲川沿いに残っています。
以前七ヶ巻にはスキー場があり、桑名川駅から渡し舟を乗り継いでゲレンデに行くという珍しいスキー場でした。
また当時、近くには虫生(むしう)の渡しもありました。
これらの映像は既にアップしています。
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